佐渡市立金井中学校3年生が佐渡相川のＰＲ動画を制作しました

　佐渡観光交流機構は、今年5月から、佐渡市立金井中学校3年生の総合的な学習の時間において、「相川ＰＲ動画を作成してYouTubeに載せよう！そ して、『佐渡島の金山』の世界遺産国内推薦決定に合わせて、佐渡観光に貢献しよう！」というプロジェクトに、アドバイザーという立場で協力依頼を賜り、学校に出向き授業を行ったり、授業をすすめるにあたってのアドバイスをしたりしながら、密に連携を図りすすめてきました。

　9月には、3年生44名が、相川地区の中で自分たちが決めたテーマに沿う写真を、半日という時間を使って撮影に歩きました。生徒の皆さんは、相川の町並み、史跡、風景など、短い時間でしたが、たくさんの写真や動画を撮影していました。 その後、学校のタブレットを使って、12のグループに分かれ動画制作を開始し、およそ10時間をかけて、11月中旬、12の動画が完成しました。

　去る11月24日、佐渡市立金井中学校において、総合学習発表会・代表作品選考会が行われ、当機構から、3名のスタッフが審査員として出席してきました。
やはりSNSに触れる機会の多い彼らが制作した動画は、表現の仕方や目の付けどころが私たちとは違い、こちら側が気づかされることも多くありました。どうやったら見る側に刺さるか、どうやったら飽きずに見てもらえるかなど、チームでたくさん議論しながらできあがった作品は、どれも本当に素晴らしい作品ばかりでした。

　選考会には、私たち観光交流機構スタッフ３名のほか、佐渡市長渡辺竜五様や、ゴールデン佐渡取締役社長河野雅利様、相川車座岩崎元吉士様、スタジオママクワンカ代表山本政次様などが出席され、12の作品の中から、6つの作品が特に評価を受けました。その6つの作品について、今年度、私たち佐渡観光交流機構のYouTubeアカウントにてご紹介させていただくこととなりました。以下、生徒さんの授業の中での振り返りの一部です。

・「おばあちゃんの家が相川にあるのでもともと相川の良さを知っているつもりでいたけど、自分が知っていることなんてほんの一部にすぎないんだなと思いました。佐渡にいろんな人が来てほしいと思うと同時に、ずっと佐渡にいたいなと思うようにもなりました」
・「今まで校外学習で行った佐渡の名所は、どれも自分には合わなかったと思ったけれど、YouTube作りで行ったところは心からステキと思える所がたくさんあった」
・「動画を作る前は、YouTubeにのせる程の魅力が佐渡にあるのかと思っていましたが、現地に行って撮影したり、他の班が作った動画を見たりして、“見方を変えると佐渡ってこんなにいい島だったのか”と初めて強く実感することができました」
・「佐渡のためになる仕事に将来つとめたいなと思える活動でした」

この動画制作を通して、自分たちが見つけた佐渡のいいところを誰かに教えたいと思えるようになったり、佐渡に誇りを持ったという感想が多くあり、今後も、子どもたちのこのような活動を、心から応援していきたいなと思いました。

動画はこちらからご覧ください。
VOL.1「佐渡・相川 絶景の海岸と夕日」
VOL.2「佐渡・相川 京町周辺を散歩」
VOL.3「佐渡・相川の奇妙な石垣の秘密」
VOL.4「2分で回る佐渡・相川まち歩き ～究極のガイドブック～」
VOL.5「佐渡・相川に残る全国的に超貴重な史跡ベスト3」
VOL.6「無名異焼　～佐渡・相川「北沢窯」～」